今回は知人からのリクエストが多いので、MVNO(格安sim)の説明と導入について書きたいと思います。
現在、DOCOMO、au、Softbankで携帯を契約している方は見たほうがよいです。
記事は長いですが、とても簡単にできます!
そもそもMVNO(格安SIM)とは?
日本では無線通信サービスが提供できるのはdocomo、au,softbankだけなのですが、その3社の通信設備を借りて、仮想的に通信サービスをやろうとするのがMVNOです。
一般的には通信設備を保有しない分、設備投資がないのでMVNOは3大キャリアよりも安く提供されています。代表的なMVNO業者は「OCN」「IIJIMO」「DMM」などで多くの場合、ドコモの設備を借りているのでドコモの携帯であれば、そのまま使えるのでスムーズにMVNOに移行できます。auのネットワークを借りた「mineo」という業者もありますが、iphoneは上手く使えません。softbankは現時点ではありません。(2015.9)
しかしなぜ3大キャリアは自分の首をしめるかねない、MVNO業者に設備を貸すのかという疑問に思うかもしれませんが、貸すことは義務なのです。詳細が知りたいひとはこちら(外部サイト)
ここまででなんとなくわかった方もいるかも知れませんし、意味がわからないかもしれませんが、ようは3大キャリアの月額料金高すぎなので、安いMVNOにしようということです。
私も実際にMVNOを利用しているため、私の携帯料金は月約2000円程度です(通話代が400円で、電話しなければ1600円です)。
夫婦で入っているので夫婦で月の携帯代は約4000円(少し多めに申告してます)。
3大キャリア時代はおよそ18,000円(9000円/人)かかっていたので、毎月14,000円の節約です。
年間にすると、168,000円の節約です。現在3大キャリア(docomo、au、softbank)であるのであれば、今できる最大の節約ではないでしょうか?
しかも、申し込み等はやや面倒ですが、体感的には全く負担はありません。
やらない理由ありますか?
MVNO(格安SIM)のメリット
とりあえず安い
さっきも書きましたが、3大キャリアと比べるとめちゃくちゃ安いです。我が家の場合、夫婦で年間172,800円の節約ができました。
これがダントツの変更理由ですね。あとはおまけみたいなものです。
ただし、端末を一括で買わないといけないので初期費用はちょっとかかります。
変なオプションに誘導されない
3大キャリアだと端末を安くするために最初だけ、変なオプションに入らされ、外すのを忘れ放置してずっと支払続けるなんて人も頻繁にいますが、MVNOは3大キャリアほどオプションも多くなし、すごくシンプルなので変なオプションに入ることはありません。
解約月の縛りがない
3大キャリアの場合、契約から2年たったその月ちょうどじゃないと、解約金がかかってしまいますが、ほとんどのMVNOは数ヶ月使うことが条件なだけで、解約月の縛りはありません。
今回紹介するBIGSIM(ビッグシム)は最初の1年は解約金がかかりますが、それ以降は解約月の縛りがありません。
テザリングが無料
テザリングとは?
受信している4G、3G電波を端末からをWIFIルーターのように電波を飛ばし、別の端末、PCなどで受信できる技術のこと。
docomoは無料(プランによって異なる)ですが、auとsoftobankは有料のオプションです。それが無料で使えます。
*機種によって相性などの問題はあるようです。
MVNO(格安SIM)のよくある質問
- ちゃんと電話はつかえるの?電話番号移行(MNP)できるの?
A.電話できますし、電話番号の移行もできます。 - メールできるの?
A.キャリアメール(docomo.co.jpとか)はなくなりますが、Gmailなどでメールできます。 - iPhone使えるの?変な機種しかないんじゃない?
A.iPhoneもある条件さえ揃えば使えます。(MVNOをで使えるiPhoneの条件↓) - 電波は大丈夫なの?
A.私はBIGSIM(ビッグシム)というSIMを使っていますが、体感的にはまったく、問題ありません。
私はauだったのですが、BIG SIMはドコモの通信網を使うMVNOなので通信がよくなりました。 - たくさん会社があってどれを選べばいいかわかりません。
A.これはどれがベストかというと、人によって快適に感じ方も全然違いますし、ぴったりあうプランは違います。
私が他を使ったことがないのでなんともいえませんが、私はBIGSIM(ビックシム)という会社のMVNOを使っていますが、問題なく快適に使えているのでこちらをオススメします。
MVNO(格安SIM)に向かない人
しかし、MVNOに向かない人も少なからずいるのです。こんな方はMVNOに移行するはあきらめましょう。
・めちゃくちゃ電話を利用する人
MVNOでは通話し放題というサービスを行なっている会社は少ないため(あることはあるが大手ではありません。)、営業マンなど通話し放題がないと厳しい人は向かないようです。
個人的な電話で使う場合は、LINE電話、facetimeオーディオ、など無料のサービスで代替できるのでそちらで問題ないと思います。
・キャリアメールが大事な人
キャリアメールが大事すぎるシチュエーションが思い浮かばないのですが、キャリアメールはなくなるのでこれが使いたい人はNGです。でも最近はLINEやFacebookメッセンジャー、gmailでことたりますよね。
・店頭サポートを受けられない
3大キャリアほどの店舗がないため、ほとんどの方は店舗サポートは受けられません。
どのみち、3大キャリアの携帯ショップってめちゃくちゃ待たされるし、iPhoneとかのサポートは行なってないですし、正直つかえないですよね。
BIGSIMは電話サポートはあるので、そちら問題ないはずです。
MVNOにする前に、ちょっと注意
・LINEのID検索をしたい人はちょっとしたテクニックが必要
必要な人はどれくらいいるかわかりませんが、通常のままだとLINEのID検索ができなくなってしまいます。
知り合いにdocomoのsimがある人はその人に借りなければならないということだけ覚えておいてください。
詳しくは下記のURLをご覧ください。
http://androidlover.net/mvno-line-id-search#docomoauSoftbankSIMID
すでにID検索ができるような設定になっている人なら、そのままでも大丈夫みたいな記事も見るので、とりあえずMVNOにする前に設定しておくといいかもしれません。
・解約月は考えよう
3大キャリアは途中解約金がかかるため、いつのタイミングで替えるかは試算が必要になります。
すこし待ったほうがいいのか、今替えるべきなのかを試算しましょう。
「(現在の携帯電話料金ーMVNOの新プランの料金)×月額」が解約金よりも高い場合はすぐに変えたほうがよいです。
*解約には手数料とかもかかりますが、こちらは必要経費として省きましょう。
初期費用はかかります。
最近はMVNO業者も端末とセットで売っていますが、まだまだ選べるほどの機種はなく(iPhoneはマイナーな業者しか扱っていません)、基本的に自身で一括端末を用意する必要があります。(MVNOをで使えるiPhoneの条件↓)
そのため分割が基本の3大キャリアと比べ初期費用はかさみますが、総額を考えれば安くなるはずです。
・支払いは本人クレジットカードのみ
ほとんどのMVNOの会社では、支払い方法がクレジットカードかつ本人の名義でなければなりません。例えばクレジットカードはあるけど旦那の名義だと言う場合は、改めて作り直す必要があります。
ここでタイムロスですが、クレジットカードがない場合はクレジットカードを作りましょう。おそらくサブのカードになると思うので、年会費がかからない楽天カードやYAHOOカードなどがオススメです。
ではいよいよ本題です。
MVNO(格安SIM)をどのようにして始めるのかをご紹介いたします。
今回ご紹介するのは私が現在運用している。
MVNOは「BIC SIM(ビックシム)」、端末は「iphone」について詳しく説明をしたいと思います。
なぜ数あるMVNOの中から「BIGSIM」なの?
MVNO(格安SIM)は本当に沢山の会社が提供しているサービスです。
そのため、まずどの会社にするかが本当に迷います。私がなぜその中からBIGSIMを選んだかをご説明します。
電波の安定
携帯電話料金がいくら安くなるからといって、電波が届かなかったり、スピードが遅いのでは話になりません。
私が購入した時点では、「BIC SIM(ビックシム)」がスピードや通信が一番が安定していると言われていました。
しかし、現時点(2015.9月)ではスピードは他社と比べると早くはないようです。しかしながら、速度の順位は月や場所、時間によって変動しますし、私自身はまったく不都合に思ったことはありません。
制限がかかってもそこそこの速度
3大キャリアも同様ですが、BIG SIMは高速通信(LTE)で通信できる容量がプランによって決まっていて、仮にその制限を越えてしまっても、そこそこの速度で通信できます。
他社より若干早いようです。
以前わたしは制限を超えてしまった月がありましたが、なんとか使えました。
サイト閲覧で言うとテキストベースのサイトだとあまりストレスを感じませんが、インスタグラムなど画像がたくさん使われていると10秒ぐらい待つ必要があります。
ただLINEやメール等は問題ありませんのでなんとか使えるレベルです。
プランをしっかりと考えれば問題ないですし、もちろん電話はLTEとは関係ないため正常に使えますし、家とか会社だとWifi環境があるので、私は特別困りませんでした。
iPhoneでテザリングができる
iPhoneでのテザリングはMVNOの会社の相性によってできない会社もあるようですが、BIGSIMはできるようです。
Wi2のWi-Fiを無料で利用できます。
そもそもBIGSIMとは、IIJMIOという会社のOEM(名前だけ変えた商品で通信品質はまったく同じもの)です。
IIJMIOと唯一違うのがWi2のWi-Fiを無料で使えるということです。
田舎なので個人的にはそこまで使う用途はないですが、ないよりよりあったほうがいいので、こちらにしました。
信頼性
ユーザー数も多いですし、今の時代、どの会社が倒産するかなど、まったくわかりませんが、あまりマイナーなところはMVNOちょっと怖いという印象があります。
プランが毎月変更できる
先ほど高速通信(LTE)制限を超えてしまった話をしましたが、高速通信の容量のプランが無料でかつ簡単に変更できます。
最初は安全のために高速通信の容量が大きいプランに入っていて、すくなかったら少ないプランに変更するなんてことも簡単にできます。
持ち越しができる
これは使ってわかったのですが、使わなかった高速通信の容量を翌月月末に持ち越せます。
これは意外と助かります。
もうそろそろもういいですよね?(笑)
なかなかすごい奴なのでぜひ検討ください。
※BIGSIMにする前に、ちょっと注意
・ネット注文の場合、切り替えの期間、1日は電話、LTE、3Gが使えない
MNPを申し込んで、BIGSIM側に申請すると、元のキャリアのsimが使えなくなってから、simカードが送られてくるまで1日程度時間がかかります。
私は知ってはいたので覚悟はしていましたが、なかなかきつかったですね。
wifiは使えるのでなんとかそれで凌ぐしかありません。
また、ビックカメラにいける方は、BIC SIMカウンターがあるのでそこでだとこのタイムラグはないようです。
近くにある方はこっちもオススメです。
導入までの流れ
流れは簡単4STEPです。
STEP1. 機種(iPhone)を購入
STEP2. SIMパッケージを購入
STEP3. MNP(ナンバーポータビィリティ )する
STEP4. 初期設定・運用開始
STEP5. 本人確認手続き
STEP6. simカード到着
STEP1. 端末iPhone(アイフォーン)の準備・購入
ここではもっとも使いたいユーザーが多いiPhoneの場合をご紹介です。
iPhoneであれば、なんでも利用できるわけではありません。
現状のBIGSIMで使える端末の条件は2つあります。
- docomoが提供している iPhone
- SIMフリーのiPhone
つまりDocomo(ドコモ)からの移行の人は、現在使っているiPhoneのまま移行できます。
ここで問題になるのが、auやsoftbankの方です。
新たにiPhoneを買う必要があります。
ただし例外があります。auの「iphone6」「iphone6 Plus 」「iphone6s」「iphone6s Plus 」であれば、「BIGSIM」は使えませんが、au系のMVNO「mineo(マイネオ)」であれば、そのままできるようです。(当方は確かめた情報ではありません。)
*ただしテザリングはできません。
詳細は下記URLを
マイネオ端末対応表はこちら
softbankのiphoneもsim下駄と呼ばれるものをつけると、MVNOで運用できる情報もありますが、音声通話やテザリングなどは問題が多いようです。
なるべく安くしたい人:中古でdocomoが提供している iPhoneを買う方法
基本docomoでは契約ないと端末は売っくれないので、購入できるのは中古になります。
中古で購入する方法は、リサイクルショップなどもありますが、値段のことを考えるとやはりヤフオクやメルカリがオススメ。
私はメルカリ(外部リンク)というフリマアプリで購入しました。
ヤフオクの方が安く買えるイメージですが、登録等すこし面倒なイメージなので、簡単に済ませたい方はメルカリがオススメ。
注意:やはり中古なのですぐ壊れるかもしれないというリスクがあるということだけ頭においてください。
新品やサポートが受けたい人:(新品)SIMフリーのiPhoneを買う方法
新品の場合はアップルストアがいいと思います。
なにかと不安な方は、やはり新品がオススメです。
またこちらの場合、simフリーなので海外でも利用できます。
・iphone5s docomo
http://www.apple.com/jp/shop/buy-iphone/iphone5s
・iphone6 docomo
http://www.apple.com/jp/shop/buy-iphone/iphone6
・iphone6s docomo
http://www.apple.com/jp/shop/buy-iphone/iphone6s
いらなくなった携帯は売りましょう
いらないIPHONEや端末はヤフオクやメルカリで売り購入資金にあてるとロスなくいいと思います。
STEP2. SIMパッケージを購入
次はパッケージを購入します。
このパッケージではプランは選びませんし、SIMが入っているわけではなく、エントリーコードと呼ばれるコードが書かれています。
購入方法はネットかビックカメラなどのリアル店舗にて販売しています。
ネットの場合のみ紹介します。
下記より音声通話したい場合は下記のパッケージを購入します。
IIJ BIC SIM音声通話パック(AMAZON)
IIJ BIC SIM音声通話パック(ビックカメラ・送料無料)
音声意外にも「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」などさまざまなプランがあります。
そちらがほしい方こちらより
BICSIMその他プラン(AMAZON)
BICSIMその他プラン(ビックカメラ・送料無料)
STEP3. MNP(ナンバーポータビィリティ )する
MNP(ナンバーポータビィリティ )とは、
現在の電話番号を移行できるサービスのこと。
現在契約していいる携帯電話会社から、MNP予約番号の発行を依頼してください。
基本は、店頭に行くか、サポートに電話して、「MNPしたいので予約番号ください」でOKです。
詳しくはこちら(外部リンク)
予約番号の有効期限は2週間で、それを越したら予約番号は失効します。
失効すると何かおこるわけではなく、いままで使っていたキャリアのままです。
STEP4. 初期設定
ネットから、申し込みを行なってください。
必要なもの
- MNP予約番号
- 本人確認書類(運転免許証など) その他はこちら https://www.iijmio.jp/hdd/miofone/verify.jsp
- 本人名義のクレジットカード
- メールアドレス
プランの申し込み
下記URLより申し込みを行ってください。
simのサイズとプランはご注意ください。
プランの選び方
最初は大きめにして、様子を見て下げるのがよいかと思います。
私は会社と家の往復がほとんどで、3GBで十分ですが、制限がかかるとやっかいなので、最初は大めにして、余裕があるようなら下げたほうがいいかと思います。
プランもネットで月単位で次月から簡単に変更が可能です。
simの選び方
simは何種類かあり、大きさがちがうためあわないものは差し込むことができないのでご注意ください。iPhoneの場合は5以降はnano simでOKです、
nano sim : iPhone 6 Plus、iPhone 6、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5
STEP5. 本人確認手続き
お申し込み手続きが完了すると、メールが送られてくるので記載された手順通りに本人確認の画像をアップロードを行ってください。
私は運転免許書を写メして送りました。
このあとしばらくして元のsimが使えなくなり、新しいsimカードが送られてくるまで電話やLTE,3Gが使えません。wifiは使えるのでなんとか耐えましょう。
STEP6. simカード到着
丸いパッケージが届きます、中にSIMが入っているので、それを携帯に装着します。
APNを設定する
よくわかりませんが、これを行わないと正常に動作しないので、ダウンロードしてください。
APNプロファイルのダウンロードはこちら
ここまで設定すれば、正常に動作するはずです。
専用あぷり「みおぽん」をインストール
このアプリは現在の使用容量を確認したり、高速通信をOFFして節約することができます。
大変ながくなりましたが、見ていただきありがとうございました。
もしわからないところがあればできる限り答えますので、コメントください。
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