どうも110です。
今回から数回に渡り、初心者でも簡単かつ20年はメンテナンスフリーのウッドデッキの作り方についてご紹介します。
そもそも初心者の私がなぜウッドデッキを作ったのかというと、私が家を建ている際にどうしてもウッドデッキが欲しかったのですが、ただの木と木の組み合わせと思ってあなどるなかれ、見積もりをとるとかなりの金額だったため、諦めざるえませんでした。
しかし、どうしても諦めきられない。
構造はシンプルなので自分でもできるのではないかと思い、作って見ることにしました。
(今思うとド素人の過信がひどいですw)
かなりいろんな本やネットを見て、調べていろいろ大変でしたが、初心者でもなかなかうまくできたのでその作り方をご紹介いたいます。
ちなみに屋根付きや手すり付きのウッドデッキは対応しておりません。
計画
どんな木材(板)を使う?
まずプラン(設計)を考えると思うかもしれませんが、使う材料や工法によってプラン(設計)がかわってくるのでまずは木材を考えます。
ウッドデッキで一般的に利用されている板は大きく分けて3つ。
- 人口樹脂
- ハードウッド
- ソフトウッド
私はハードウッドを使用しました。
見た目もよいし、価格、耐久性、メンテナンス性もよいので、一番おすすめです。
しかし、ホームセンターに売ってないので、購入するにはネットを利用するしかありません。
私は「リーベ」という通販サイトで購入しました。
ハードウッドの種類も豊富で、安い材料がありますのでおすすめです。
私の購入した商品はこちら
イタウバ(リーベ)
工法を考える
続いて工法を考えます。
一般的に有名なものが「大引工法」と「サンドイッチ工法」と呼ばれる2種類ですが、ここでは大引工法の基礎部分を鉄骨にする「鉄骨大引工法」を紹介いたします。
「鉄骨大引工法」は鉄骨なので腐らないですし、私の紹介する束はZAMとい塗装がされているため、さびにも強いし、高さ調整もめちゃくちゃ楽&安いので他の工法を選ぶ理由がありません。
プラン(設計図)を考える
続いては設計になります。
大きさや基礎の位置、設計図を考えます。
左が束や根太の図面で、右が板を乗せた時のイメージです。
黒い部分は家です。
かなりめんどうな作業ですが、プラン設計がしっかりしていないと、あとあともっと面倒なことになるので、最初にしっかりとした設計を行いましょう。
また設計がしっかりとしていないと木材のロスや木材が足りなくなったりと、あとあとの予想外のところでコストがかかるので慎重に行いましょう。
高さは窓の下に合わせる床がそこまで続いている感じがして、部屋も広く見えるし、とても便利です。
予算の算出。材料・工具の準備、購入
あとは材料や工具の調達です。
ウッドデッキをいざ作ってみてわかったことであるが、ウッドデッキに必要なものは木材と基礎(石)だけでなく、さまざま工具・ビス・コンクリートを混ぜる舟など想像もつかない細かいものが必要になります。
しかも、ドリルも一本600円程度することからもわかるように、地味に金額がかかります。(100均のドリルは折れたりしやすいので、やめたほうがよいです。)
私の場合は友人に借りることができましたが、工具などすべて買うとかなりコストがかかり、気がつくと頼んだ金額とそうかわらなくなることもあります。
実際、ウッドデッキを作ると思い出にはなりますが、決して楽な作業ではないですし、時間もかかります、もしこの検討予算で業者と同じぐらいになるのであれば、おとなしく業者に頼みましょう。おそらくクオリティーの高いものができると思います。
ここではそんなことにならないように必要なものリスト化して、本当に価格予算を算出していければと思います。
実際に使った道具と材料
私が実際に使った道具は下記になります。
覚えている限りです
材料
道具
- インパクトドライバー(ビス留め用)
- ドリルドライバー(下穴用)
・木工用のドリルビット
・鉄鋼用のドリルビット
・コンクリート用のドリルビット - ディスクグラインダー(ハット型鋼)
- 水平器(携帯アプリ)
- メジャー
- 直角定規(直角を出す)
実際にウッドデッキを作ってみた
わかりづらいですが、右側の砂利が敷き詰められているところ、草が生えていないところにウッドでデッキを立てます。
土台(基礎)づくり
*すでにコンクリート基礎の場合はこの作業は必要ありません。
まずは、ウッドデッキの基礎部分は板を張ってしまったら、草むしりなどができないので、防草シートを張ります。これをしないとウッドデッキの間から草がでてくるけど、草がむしれないことになります。
地面をほり、設計通りに束石を配置していきます。
一番下に砂利を引いて、コンクリートを練って、束石を固定していきます。
コンクリートを入れる前に仮置きして、水平にして、ある程度高さをそえます。
水平は非常にシビアなのでかなり大変でした。
高さは、束が高さが変更できるので、目視でOKです。
コンクリートの作り方
砂利の量やコンクリートの量がわからなかったので、何度も買い足ししにいきました。
この作業が一番つらく、面白くない作業でした。
束・根太
やっと本格的にウッドデッキを作っている実感がわく作業になります。
固定した束石に鋼製束を設置します。(この時は固定しないのがポイント)
ハット型鋼を束の上に載せていきます。(建物足して大引を直角にしたりなど苦労しました。直角等は大きめの三角定規を利用しました。)
束の高さを調整して、ハット型鋼を束の上に載せます。
ハット型鋼が水平になるように束の高さを調整します。
束石に束用のボンド(∫別売り)を塗り、束を固定します。
固定後に、束付属のコンクリート釘で更に固定します。
*この時、下穴を開けないと束石が割れてしまうので下穴を開けてください。
板張り
そしてやっと、一番たのしい板張りの時間です。
基礎と板に下穴をあけて、ビスで板を固定します。
基礎が鉄骨で板が木なので、鉄骨用のドリルで下穴をあけます。
インパクトやドリルドライバーが2個ないとかなり作業効率が悪いので、2つ用意したほうがよいでしょう。
幕板
幕板につきましては、こんな構造でやりましたが絶対に間違っています(笑)
地面側は置いているだけなのでグラグラしますw
なにかいい方法があったら教えてください!
完成
*完成直後の写真がなく数年たっている写真ですので、板の色がシルバーになっています。
板張りが終わったら完成です。
ハードウッドを使う場合は、塗装や防腐剤は必要ないので楽ちんです。
ただ、わたしの買ったイタウバは若干ささくれがあり、大人の固い足だと大丈夫ですが、こどものやわらかい足だと、ささくれがささってしまいました。
気になる部分はヤスリかサンダーをかけたほうがよいと思います。
ちなみに経年変化で色はこれくらい変わります。
最後に
ウッドデッキは本当に最高です。
- 天気がいい日は外で朝ご飯を食べるだけで本当に気持ちがよいです。
- 夏は日焼け
- バーベキュー
ウッドデッキができる前は庭にでるのは相当おっくうでしたが、ここまで違うかというぐらいウッドデッキを使うようになりました。
ぜひみなさん挑戦してみてくださいね。